PD0 ペイント3D を使ってみる
「ペイント3D」とは、手描きのスケッチやテキスト入力した文字などを簡単に3Dオブジェクトに変換できるアプリです。
いままでの Windows には、描画ソフトとして「ペイント」が搭載されていました。今回 Creators Update(v1703)で新たに搭載された「ペイント3D」には、「ペイント」には無かった機能も新たに追加されています。どんな機能があるのか見ていきます。
Paint3Dバージョン情報
使用しているペイント3Dのバージョンは、6.1907.18017。2019年8月17日に、Microsoftストアからインストールしたものです。
ペイント3Dのバージョン情報は、「メニュー」から「設定」をクリックすると表示できます。
3Dオブジェクトは用意されている
人や犬、猫、魚などの 3D モデルと、立方体、球などの 3D オブジェクト、それに24個のオブジェクトがあらかじめ用意されており、自由に挿入することができます。立体なんて描くのは難しいと言う人も、これらのオブジェクトを利用すれば、簡単に3Dの絵に挑戦できます。
自分が描いた落書きが3Dになる
フリーハンドで描いた絵を、自動的に3Dにすることができます。
立体に色を塗ったりすることができる
作成した立体には、2Dのときと同様に、ブラシと色を選択して色を塗ることができます。また、色については、「つや消し」「光沢」「くすんだ金属」「磨いた金属」といった素材を選択することができるようになりました。特に立体を塗る際に違いがはっきりします。
⇒ PD4 色を塗る
線の太さと色が豊富、ステッカーを貼るようにすることができる
「ペイント」では、線の太さは 4 段階からしか選択できませんでしたが、「ペイント3D」では、スライダーを使って 1 ピクセル単位で設定することができます。また、あらかじめ用意されているステッカーや、テクスチャ、そしてオリジナルの画像をシールを貼るように立体に貼り付けることもできます。
描画は 3D 2D 両方とも可能
「ペイント3D」では、3D の絵だけではなく、「ペイント」と同様に、ペン先や色を選択して自由に 2D の絵も描くことができます。
文字も立体に
入力した文字を立体にすることができます。もちろん立体文字にも色を塗ったり、ステッカーを貼ったりすることができます。
⇒ PD8 文字入力
このように、「ペイント3D」はこれまでの「ペイント」の機能に、さらに立体関連の機能をプラスした描画ソフトとなっています。ただし、「ペイント」と違い、ルーラーやグリッドを表示することはできません。また、複数起動することができないので、いくつかの図を比較しながら描画するといったことはできなくなっています。